量産精密金属加工 コストダウンセンターの
工法転換VA・VE事例

リリーフバルブの開弁圧公差緩和によるコストダウン事例

課題
原価低減の課題
導入効果
コストダウン
業界
自動車業界
用途
オイルジェット用のボルト

BEFORE

この事例は、リリーフバルブのコストダウン事例です。今回、お客様からはリリーフバルブの製作ならびに、完成品の開弁圧を、基準となる圧力から±0.2kgf/㎠公差規格で納める様に指定をいただきました。しかし、±0.2kgf/㎠という公差規格は調整が難しく、リリーフバルブの加工精度・組立精度を非常に高いレベルで制御しなければならない精度となっていました。結果として、量産性という観点で製品精度が安定せず、歩留まりが悪くなっていました。

AFTER

そこで、精密バルブ パーツ・継手 組立/製造センターでは量産性を考慮し、開弁圧の公差規格を±0.2/-0.5kgf/㎠に緩和することをご提案しました。リリーフバルブは本来、特定圧力を超えた場合に開放される機能が持たされていれば、機能上問題はないため、マイナス側の公差を拡大しています。
また社内で開弁圧に関する試験を、内製をしている特注検査機により全数実施し、機能性の面での品質保証も可能です。

結果として、公差緩和によるコストダウンを実現し、お客様にもご満足いただけました。

ポイント

精密バルブ パーツ・継手 組立/製造センターでは、数多くのリリーフバルブの製造実績があり、工法はもちろんのこと、機能性を考慮し、適正コストでの製品提供をしています。

今回は、リリーフバルブの機能性を充分に考慮し、マイナス側に公差緩和することを提案することで、部品の歩留まりを改善することによるコストダウンに成功しました。
このように当社ではバルブ部品の機能性を考慮した、VA・VE提案を得意としています。他社で作れないと断られてしまった製品でお困りの方は精密バルブ パーツ・継手 組立/製造センターにお問い合わせください。

お気軽にご相談ください

量産精密金属加工 コストダウンセンターを運営する荻野工業は、開発・設計技術と解析・評価試験技術に圧倒的な強みを持ち、お客様の要望にマッチし量産精密小物金属部品を提供してまいりました。これまで培ってきた実績・ノウハウを持って皆様に高付加価値な量産精密小物金属部品を提供いたします。