量産精密金属加工 コストダウンセンターの
工法転換VA・VE事例

内径ネジ有効長さの公差変更事例

課題
原価低減の課題
導入効果
コストダウン
業界
自動車業界
用途
オイルポンプ用のリリーフバルブ

BEFORE

この事例は、オイルポンプ用のリリーフバルブについてコストダウン事例です。
当初、設計図面上では、内径ネジ(3/4-16UNF-2B)指定があり、有効長の長さは13+0.8/-0.2となっていました。
この図面指定ですと、有効長に関する公差が厳しい為、加工手順の管理と細かな検査が必要でした。

具体的には、内径ネジは切粉等の影響を受け易い為、エアブローを行った後に測定を行っており、寸法を出すために専用プラグゲージとハイトゲージで頻繁に測定を行うことで、長さ保証をしていました。結果として、加工工数を要することで、コストアップ要因となっていました。

AFTER

そこで、精密バルブ パーツ・継手 組立/製造センターでは、製品の仕様上問題とならない範囲でネジの有効長の公差緩和(13+1.5/-0.2)をご提案しました。
本提案は、部品機能性を損なわず、周辺部品との嵌め合いという点でもプラグのかみ合いが確保できていることから、この公差緩和が問題ないと判断され、採用に至りました。

結果としては、加工工程において都度行っていた測定作業を減らすことができ、工数の低減によるコストダウンに成功しました。
1個当たり1円のコストダウンに成功しています。

ポイント

精密バルブ パーツ・継手 組立/製造センターでは、製品に対する工法転換や、VA・VE提案を行うことで機能性を維持しながらコストダウンを実現することが可能です。
今回、ご紹介した事例では、リリーフバルブの図面変更によるコストダウンを実現しました。

組み込み部品は、機能性が大切であり、寸法公差・幾何公差はそれを実現する為に必要となるスペックです。

今回はかみ合いの確保をしながら公差指定箇所の緩和を行うことで、コストダウンを実現しました。
当社ではこのようにVE提案を得意としており、VE提案に基づいた試作対応はもちろん、量産まで一貫して行うことで品質保証も実現しています。
他社では、これ以上コストが下げられない・・・と断られてしまった製品でお困りの方は精密バルブ パーツ・継手 組立/製造センターにお問い合わせください。

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量産精密金属加工 コストダウンセンターを運営する荻野工業は、開発・設計技術と解析・評価試験技術に圧倒的な強みを持ち、お客様の要望にマッチし量産精密小物金属部品を提供してまいりました。これまで培ってきた実績・ノウハウを持って皆様に高付加価値な量産精密小物金属部品を提供いたします。