バルブボディの内径部への面粗度緩和によるコストダウン事例
課題
原価低減の課題
導入効果
コストダウン
業界
自動車業界
用途
オイルポンプ用のリリーフバルブ
BEFORE
この事例は、リリーフバルブに関するコストダウン事例です。お客様から頂いた図面では、Φ16mmの内径部の面に面粗度1.0aの指示がありました。
この内径面の粗さは、内部に流体が通るため、面粗度1.0aに仕上げたいということでご指定をいただきました。
しかし、1.0aとなると鏡面仕上げに近い精度となるため、加工はもちろん、検査・品質管理の点でも工数を要しています。
この内径面の粗さは、内部に流体が通るため、面粗度1.0aに仕上げたいということでご指定をいただきました。
しかし、1.0aとなると鏡面仕上げに近い精度となるため、加工はもちろん、検査・品質管理の点でも工数を要しています。
AFTER
そこで、精密バルブ パーツ・継手 組立/製造センターより、機能性を考慮しながら公差緩和ができないかと考え、Φ16内径部の面粗度を1.6aに変更することを提案しました。
また、1.6aに面粗度の数値を落とすことで機能面で劣化しては意味がありませんので、1.6aに仕上げたバルブパーツで耐久性試験を当社にて行っています。
お客様には、試験結果もご覧いただき、問題がないことをご理解いただけましたので、採用となりました。結果として、1個当たり1.0円のコストダウンに成功しました。
また、1.6aに面粗度の数値を落とすことで機能面で劣化しては意味がありませんので、1.6aに仕上げたバルブパーツで耐久性試験を当社にて行っています。
お客様には、試験結果もご覧いただき、問題がないことをご理解いただけましたので、採用となりました。結果として、1個当たり1.0円のコストダウンに成功しました。
ポイント
精密バルブ パーツ・継手 組立/製造センターでは、機能性を考慮したVE提案を得意としており、提案だけでなく試作~評価試験までパートナーとして対応させていただくことで、お客様に原価低減・工法転換によるコストダウンをご提案することができます。
本事例では、内径にある面粗度の公差緩和を、製品の耐久性を保証しながら実現しました。
1個当たりのコストダウン効果は1円ですが、量産となると非常に大きな効果を得られるコストダウンとなります。
このような量産部品のコストダウンでお困りの方は当社にお問い合わせください。VA・VE提案・工法転換提案のパートナーとして皆様に貢献することをお約束いたします!