農機具油圧調整リリーフバルブ
当加工事例の特徴
この事例は、農機具油圧調整用リリーフバルブです。材質はS45Cを使用しており、ボディ・ポペットを製作しました。
この製品は、要求精度が厳しい点が特長として挙げられ、
・内外径公差、嵌め合い公差:8~12μm
・外径公差:11μm、内径公差:12μm
・円筒度:10μm
となっています。当社では、これらの精度を満たすために、以下の点で工夫を凝らしています。
1つ目は、バニシング加工とホーニング加工を施している点です。
こちらの製品は嵌め合い公差(8~12μm)が特に精度が厳しい部分になっています。寸法のズレが生じないようにするため、バニシング加工、ホーニング加工を行っています。
また、加工条件(切削液の量、送り速度等)の最適化させ、精度を満足させています。
2つ目は、機械と人による検査で品質保証をしている点です。
電気マイクロメータで内径、デジタルマイクロメータで外径の寸法検査を行なっています。また、ポペットの底あたり、抜き差しが可能かどうかは人手による検査を行なっています。
量産精密金属加工 コストダウンセンターではこのように、複数部品で構成される製品を、部品の工法転換を踏まえ、検討を行い、コスト低減・品質の向上について提案が可能です。
パイプの冷間鍛造、絞り、曲げ、ボディとの圧入からロウ付けまで、一貫した対応が可能です。お困りの案件がございましたら、当社にお問い合わせください。