加工事例詳細

ノズル3次元曲げ、ピストン冷却用オイルジェット③

材質
ボディ:SMF4040(焼結材) ノズル:STKM12B
サイズ
高さ28㎜×全長58㎜×ノズル径Φ3.3㎜
納品業界
自動車
ロット
40,000個
用途・機能性
ピストンの冷却装置
製品名称
ノズル3次元曲げ、ピストン冷却用オイルジェット③
加工工程
ボディ:焼結材の購入→穴あけ  ノズル:パイプ材購入→切断→絞り→曲げ→ボディとパイプの圧入→ロウ付け→性能検査→外観検査

当加工事例の特徴

この事例は、自動車向けのピストン冷却装置です。
部品はボディ部分と、ノズル形状部で構成されており、工法に工夫を凝らしています。
1つ目のポイントは、ノズル部形状について、2度曲げにて形状を出している点です。
こちらの製品は、エンジン組付け時に他部品と干渉しないように、曲げ形状が厳しくなっています。そこで、当社のノウハウを活かし、治具の調整を行うことで、3次元的な曲げ加工を実現しております。

2つ目のポイントとしては、ボディ部とノズル部の接合を、スズと亜鉛の合金で低温ロウ付け(400℃~600℃)を施している点です。

通常、ロウ付けというと大きな設備が必要となります。(通常は、炉中をローラーで流れて、1000℃以上の中を流れていくため、大規模な設備が必要です)

一方、当社では自作の設備で低温高周波ロウ付けを採用し、加工を行っています。結果として、低温でロウ付けを行うことで、素材の軟化も防ぎ、強度も充分に保った製品を提供することが可能です。

エンジンの小型化により、空いたスペースにオイルジェットを組み込むため、他部品と干渉しないようにノズルの3次元形状など複雑な形状に加工を行う必要があります。

このように精密バルブパーツ・継手 組立/製造センタ-では、様々な形状のオイルジェット(バルブ、ノズル)を加工が可能で、お客様のご要望に応えます。パイプの冷間鍛造、絞り、曲げ、ボディとの圧入からロウ付けまで、一貫した対応が可能です。お困りの案件がございましたら、当社にお問い合わせください。

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量産精密金属加工 コストダウンセンターを運営する荻野工業は、開発・設計技術と解析・評価試験技術に圧倒的な強みを持ち、お客様の要望にマッチし量産精密小物金属部品を提供してまいりました。これまで培ってきた実績・ノウハウを持って皆様に高付加価値な量産精密小物金属部品を提供いたします。