加工事例詳細

ピストン冷却用オイルジェット

材質
ボディ:SMF4040(焼結材) ノズル:SWCH10
サイズ
高さ25.5㎜×全長45㎜×ノズル径Φ4㎜、絞り径Φ2.6㎜、先端径Φ1.6㎜
納品業界
自動車
ロット
15,500個/月
用途・機能性
ピストンの冷却装置
製品名称
ピストン冷却用オイルジェット
加工工程
ボディ:焼結→横穴あけ パイプ:コイル材購入→冷間鍛造→焼鈍→絞り→曲げ→ボディとパイプの圧入→ロウ付け→カシメ→性能検査→外観検査

当加工事例の特徴

この事例は、ピストン冷却用オイルジェットです。
ボディ部分とノズル部分で構成されています。
こちらの製品の特徴は以下になります。
①ターゲット径がΦ5㎜と小さい
径の小さいターゲットで補集量を確保するために、穴さらいの面粗度が重要になります。そのため、こちらの製品では、内径面粗度がRz25以下になるように加工を行っています。
また、絞り径が2.6㎜と厳しくなっています。絞り径が厳しいと絞り加工を施した後、プレス機から抜き取る際に型内でノズルの径が広がってしまいます。そこで、プレス機から抜き取る際に、絞りに使用する金型とは別の金型を用いて、要求されるノズル径に戻しています。
②パイプのストレート部分が5㎜と他のチューブより長い

こちらの製品において、性能検査は、ターゲット径はΦ4㎜で行い、求められる性能を満足させています。

量産精密金属加工 コストダウンセンターではこのように、複数部品で構成される製品を、部品の工法転換を踏まえ、検討を行い、コスト低減・品質の向上について提案が可能です。パイプの冷間鍛造、絞り、曲げ、ボディとの圧入からロウ付けまで、一貫した対応が可能です。お困りの案件がございましたら、当社にお問い合わせください。

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量産精密金属加工 コストダウンセンターを運営する荻野工業は、開発・設計技術と解析・評価試験技術に圧倒的な強みを持ち、お客様の要望にマッチし量産精密小物金属部品を提供してまいりました。これまで培ってきた実績・ノウハウを持って皆様に高付加価値な量産精密小物金属部品を提供いたします。