オイルジェットの概要

オイルジェットとは自動車向けピストン冷却用装置部品で 使用されます。 主にピストンを冷却と潤滑を促進するためのものです。 パイプの先端からオイルを噴出することで、動いているピストンの裏面を冷却し続けます。 特に燃焼温度が上がりやすい過給エンジンや圧縮比が高いディーゼルエンジンで採用されております。 ピストンは往復運動しながら、高温の燃焼圧力を上面で受けます。 ピストンは冷却水を通さないと冷やすことができないため、エンジンの中でも冷却性、潤滑性が厳しい部品の一つと言われております。

オイルジェットの特徴・ポイント

1980年代以前のエンジンにピストン冷却し燃費効率向上に考案されました。その時代はピストン内側に噴霧されていれば良かったので、TUBEはアルミ鋳造品、BOLTはボールタイプが主力でした。
1980年代になるとさらにエンジン性能向上が要求されシリンダー内に油溜りの為の空洞が作られその両端に有る穴(マト)にオイルが入り、シリンダー内の空洞にオイルが滞留する事が求められました。
その為に噴射オイルの直進性流量、マトに入る油の捕集量等が要求されました。
それにより、小径PIPE(φ4~φ5市販品)が使用され先端絞り加工しさらに絞り内径をサライ加工後に曲げを3次元加工実施、焼結金属のBODYにロウ付けして完成品に加工した。
当社のロウ付けは他社の銅ロー(1000℃以上)と違い当社ロー付は4~500℃の低温ロウ付けで大きな設備を必要としない上に素材が軟化しない又、自社設備が使用出来るメリットがあります。
反面、焼結金属は微細な空洞が有る為に水洗、洗浄等で水分が空洞に入りその影響で錆が発生する事があったために表面に酸化膜を形成するスチーム処理及び水置換剤を導入しました。PIPEが市販品だったため、コストダウンを図るために、鍛造PIPEを開発し特許を取得しております。
エンジンのスペースが無くBOLTの頭部が接触するモデルが発生しBOLT取付部を沈ませる必要がありましたが、 当時の焼結金属は摺り切り面で加工する為厚みの変化ができませんでした。
そのため、焼結メーカーと協議し摺り切り面からさらに押し込み凹面を作成しました。
結果、現在でも焼結金属の業者でこの加工が出来る所は非常に少なくBODYの中にバネ等が組み込まれ、BOLTとTUBEに一体型になっております。

関連情報

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まとめ

精密バルブパーツ・継手 組立/製造センターは、バルブ・継手の製造において、お客様のオーダー品を設計通りに製造をすることはもちろん、「耐久性」「コスト」「機能」などの点から、最適な工法や、構造をご提案致します。 従来品の機能性を維持しながらのコストダウンや構造を変更することによる機能向上が可能です。また、品質管理・品質保証をすべく幅広い検査機器ならびに、一部機能性試験にも対応しています。 また当社では、製造・組立から解析・評価・試験までをワンストップで行っております。 お困りのことがございましたら、当社までお問い合わせください。