加工事例詳細

自動車インジェクターバルブボディ

材質
SUS430
サイズ
φ7.0mm(φ4.1mm)×54.4mm
納品業界
自動車
ロット
月50,000個
用途・機能性
製品名称
自動車インジェクターバルブボディ
加工工程
全切削→冷間鍛造+切削

当加工事例の特徴

本事例は、量産精密金属加工 コストダウンセンターが加工した、製品です。
当初、SUS430を材質として全切削を想定されていましたが、コストダウンをしたいとのご相談があり、当社から工法の見直しをご提案しました。

まず、形状を考慮したところ、SUS430のままでは加工ができず、同等材であるLAK51材へと変更することをご提案しました。
LAK51材:添加材を加え、切削加工がしやすくなっている。ただしキロ単価が高い。

具体的な工法転換としては、全切削としていたところ、内径の穴加工・外形部の粗加工を冷間鍛造へと置き換え、残りを切削加工で仕上げることをご提案しました。

また、冷間鍛造をする上で断面減少率が低いと成形性が悪いため、断面減少率を高くするように内径サイズを大きくし、外径を小さくすることを提案しました。結果、冷間鍛造への置き換えが可能となりました。

当社では、製品の機能性を維持しながら、QCDを改善するための工法転換を得意としており、工法を考慮した図面変更のご提案をいたします。
勘合の観点から設計変更不可となる場合もございますが、可能な限り条件に適した提案をいたしますので、お困りの案件がありましたらお問い合わせください。

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量産精密金属加工 コストダウンセンターを運営する荻野工業は、開発・設計技術と解析・評価試験技術に圧倒的な強みを持ち、お客様の要望にマッチし量産精密小物金属部品を提供してまいりました。これまで培ってきた実績・ノウハウを持って皆様に高付加価値な量産精密小物金属部品を提供いたします。