ダイキャストとは?

オイルジェット

金型(die)+鋳造(casting)を表しています。ダイキャストでは金型鋳造と同様に金型に溶けた金属を流し込むもので、アルミニウムや亜鉛、マグネシウムなどの合金を高温で溶かし、金型に流し込む鋳造法の一種です。溶けた金属を流し込んで成型するので、元となる金型次第で高精度で複雑な形状に対応できるのが特徴です。さらに大量生産に適しているためコスト面でも有利であり、とくにダイキャストに用いられる素材のなかでも軽量で耐久性やリサイクル性、省エネ・省資源特性に優れているのがアルミニウムです。

ダイキャストのメリット

メリット❶:量産に向き、製造コストも低く抑えられる

複雑で精度が必要な製品でも金属を金型に流し込むという一つの工程で製造できるため生産性が高く、低コストでの量産が可能です。

メリット❷:寸法精度が高く、表面が滑らかに仕上がる

他の鋳造と比較し、ダイキャストは高い寸法精度が得られるのが特徴。表面も滑らかな仕上がりとなるので、鋳造後の加工が不要なこともあります。

ダイキャストのデメリット

デメリット❶:強度が必要な製品には向かない

溶けた金属を金型に流し込む場合には、周囲の空気や蒸発した離型剤が製品に取り込まれてしまうため、鋳巣と呼ばれる“巣(す)”が生じ、強度に大きく影響してしまうこともあります。ダイキャストは強度を必要とする製品、部品づくりには向かない傾向があります。

デメリット❷:金型が高価

ダイキャストに不可欠な金型は非常に高価で。量産に向くダイキャストですが、逆を言えば少量ではそのコストに見合いません。また、金型が寿命を迎えた場合は同じものを同じコストをかけて再び製作する必要があります。製造するものにもよりますが、一般に金型の寿命は数万ショット~20万ショット程度であり、一方、流し込む素材が合金でなく純アルミの場合は溶融温度が高くなるため3万ショット程度となり、コストがかさむ傾向にあります。流し込む素材にも影響を受けるので、どのような形状の製品を何ロットで素材として何を用いるのか?を十分に検討する必要があると言えます。

また写真の製品では、中心の円の内側から2本のノズル部分に貫通穴を通しており、ダイキャスト製品への追加工も当社で行っています。治工具を含めて工夫が必要となる複雑形状ですが、当社の生産技術力で実現しました。全切削よりも大幅なコストダウンが可能となりましたので、全切削もので複雑形状品の加工でお困りの場合には当社にお問い合わせください。